肺がんおじの闘病日記

まだ40代。負けるわけには行かない。

宣告そして治療へ

早く結果が知りたいようで知りたくない。そんな気持ちで予約時間にK病院へ向かう。

今日は予約時間より1時間後に呼ばれました。もう待つのも慣れました。

診察室で先生から結果を聞かされる。

 

「色々と検査お疲れ様でした。結果ですが気管支鏡検査でがん細胞が検出しました。」

 

あ〜、やっぱりと思う。前もって可能性は指摘されていたので自然とあまり驚かない。しかしその後、腫瘍の大きさ、リンパ節転移などもろもろを診て

 

「ステージⅢBです。」

 

ええ〜。

ステージⅢBってかなり進行してるちがうの。一気に心臓がバクバクした。なんで?少々咳は出るけどそこまで自覚症状はないのに。

 

「今後の治療ですが……………………」

 

向こうはプロです。淡々と説明に徹していましたが、私は途中から頭が真っ白になり、話が入ってきませんでした。ステージから言って手術は不可能で放射線抗がん剤治療を行っていくとのこと。そしてK病院では設備諸々の関係で治療できないので他院を紹介すると言われ希望を聞かれる。しかし今の私は何も考えることができず候補を伝え明日連絡すると伝え帰ることにしました。

家に帰り少し落ち着いてから、さぁどうしよう。まずは彼女に報告する。彼女と言っても諸事情で籍は入れていないが長年同棲してるいわば奥さんのようなもの。

 

「治るんでしょ。絶対治療してよ。」

 

やっぱり泣いてしまった。治療を頑張ることを約束してその場を抑える。次は実家の母に連絡する。

 

「なんでそんなことに。どうして嫌なことがこうも続くの。」

 

そう。先月父を亡くしたばかりで、落ち込んでいる母には病気の事を伏せておこうかと思ったが、進行がんと宣告され隠し通すのは無理だと判断し正直に話した。

 

彼女とも相談し、私は治療のため一旦地元に帰り、向こうの病院に入院治療することに決めました。放射線抗がん剤治療で6週間入院治療が始まる。

 

「必ず治す。負けるわけにはいかない。」